レーザーポインタの作成

会社でレーザーポインタを時々必要とするが、レーザーポインタってちょっと高くね?あと、ボタン電池や単5電池を使うのも多くて燃費が悪い。すぐ電池が使えなくなってしまう。

それで、以前秋月のレーザーモジュールとプラスチックケースと単3電池2本で、レーザーポインタを作った。電池は持つしトータルコストは、700円ぐらいで完成。これは良いと自己満足していたのだが、会議のときに使わなくなってしまった。なぜって、でかいから。筆入れに入らないから。机の上に置きっぱなしで、会議の時に忘れてしまう。それにやっぱりかっこよくないよね。

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ということで、レーザポインタの2号機を作成することとした。設計方針は以下のとおり。

  • 筆入れに入る大きさ
  • 電池は大きくなるので、USBから電源供給
  • 見栄えを(多少)考える
  • 総額1000円くらい

見栄えを多少よくすることと、筆入れに入る大きさを考えるとペンシル型が良さそうだ。ただし、レーザーモジュールがきちんと入るペンなんかそう簡単に見つからない。あと、ペン自体も高いものを分解したくない。ということで、困ったときの100均でLEDライトを見つけてきた。あと、docomo用の充電用USBケーブル。これを使って、レーザーポインタを作ることにしよう。

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レーザーモジュールは秋月のモジュール。ただ、このモジュールは3Vで動作するのでレギュレータを購入。レギュレータは3.3Vとあるけど多分大丈夫だろう。

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LEDライト ダイソー 105円
docomo携帯用USB充電ケーブル ダイソー 105円
赤色レーザー発光モジュール(円筒型) LM-101-A2 秋月電子 500円
低損失三端子レギュレーター 3.3V500mA TA48M033F(S Q) 秋月電子 100円
ミヤマ MS-402-K(黒) プッシュSW(モーメンタリ2P・黒) 千石電商 70円

まずは、LEDライトの分解だ。LED部分を外すのに手間取ったが接着材は使われていなかったようで、わかってしまえば分解は簡単だ。

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ボタン電池でLEDライトと真逆にON/OFFスイッチがついている。ただし、ON/OFFのスイッチでなく、押している間だけONになるプッシュスイッチがレーザーポインタには必要だ。このスイッチを取り去った穴にそのまま新しいスイッチを入れよう。そのため、外側となるフレーム以外はほぼ不要となる。

次はUSBケーブルである。これもドライバで携帯側のコネクタを広げれば簡単に分解できる。必要な配線はGNDとVDDだけ。

あとは、小さなユニバーサル基板にレギュレータとコンデンサをはんだ付け。回路は以下のとおりに簡単にできる。

レーザーポインタ

問題は大きさ。なんとか、小さく小さく作りこんで中に格納できるようにした。表面実装のレギュレータとか使えばもっと小さくできたかもしれない。

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このLEDランプのケース自体が導電性のようなので、実際は基板全体をビニルテープで絶縁保護した。

できあがりは以下のようにできた。

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安い割になかなかうまくできたと自画自賛。普通に購入できるレーザーは1mW未満だそうなので、ちょっとレーザーの光が弱いかも。だが、通常のプレゼンであれば問題ないレベル。

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