最近、会社の電話会議もPCを使うことになってきた。マイクロソフトのLyncである。ただし、Lyncってマイクがつながっていないと、ネットミーティングの接続がうまくいかないことがある。実際は、マイクが無くても問題ないのだが、使うときにコツがいる。当然会社のノートPCにはマイクなどついておらず、やっぱりマイクがあると便利そうなので、いっちょ工作してみることにした。
いままで、スピーカーアンプはいろいろ工作してきたが、マイクアンプは初めてである。先人たちのアイデアをもらいましょうということで、
電気電子工作の部屋:
http://cba.sakura.ne.jp/sub04/jisaku19.htm
と
トラ技(2003年1月):http://www.cqpub.co.jp/toragi/trbn/trsample/2003/tr0301/0301sp6.pdf
を参考にして作ってみた。
反転増幅が2段のアンプである。
VR1が50kΩの時、初段が0.44倍 × 2段目が21.4倍。トータルで0.94倍の増幅率である。
抵抗やコンデンサを用意して以下のBOMができた
部品 | 個数 | 1個当の価格 | 合計 | |
1 | カーボン抵抗2.2kΩ | 3 | ¥1 | ¥3 |
2 | カーボン抵抗10kΩ | 2 | ¥1 | ¥2 |
3 | カーボン抵抗560Ω | 1 | ¥1 | ¥1 |
4 | カーボン抵抗22kΩ | 1 | ¥1 | ¥1 |
5 | カーボン抵抗47kΩ | 1 | ¥1 | ¥1 |
6 | カーボン抵抗100Ω | 1 | ¥1 | ¥1 |
7 | 電解コンデンサ1000uF | 1 | ¥20 | ¥20 |
8 | 電解コンデンサ10uF | 2 | ¥10 | ¥20 |
9 | 積層セラミック0.1uF | 1 | ¥10 | ¥10 |
10 | 電解コンデンサ3.3uF | 1 | ¥10 | ¥10 |
11 | フィルムコンデンサ0.001uF | 1 | ¥10 | ¥10 |
12 | 電解コンデンサ100uF | 1 | ¥10 | ¥10 |
13 | 可変抵抗50kΩ | 1 | ¥50 | ¥50 |
14 | 8DIPソケット | 1 | ¥10 | ¥10 |
15 | オペアンプ(NJM4580DD) | 1 | ¥50 | ¥50 |
16 | ステレオミニプラグ | 1 | ¥50 | ¥50 |
17 | ピンヘッダ | 1 | ¥40 | ¥40 |
18 | ユニバーサル基板 | 1 | ¥60 | ¥60 |
19 | LED | 1 | ¥10 | ¥10 |
20 | USBコネクタ | 1 | ¥100 | ¥100 |
21 | コンデンサマイク:C9767 | 1 | ¥25 | ¥25 |
合計 | 1 | ¥484 |
いつのもユニバーサル基板に回路図を起こす。電源はUSBからもらって、PCからのマイク入力を使うことにしたので、2本の配線がPCから延びることとなる。
以下が出来上がりの基板の写真。ヘッダピンを入れたのだけれど結局使わなかった。
ケーシングは、六花亭のありがとう缶。何年か前に北海道旅行に行った時の空き缶を残しておいた。今はデザインが変わってしまったが、似たような製品が販売中。
https://www.rokkatei-eshop.com/eshop/app/catalog/list/init?searchCategoryCode=arigatakikana (リンク切れ)
この缶はあまり厚みがなく、コンデンサマイクは出べそのように突き出している。
ホットボンドでくっ付けてできあがり。コンデンサマイクが安物だったのでいまいちの感度であったが十分実用になりそうだ。