2日はライン川下りである。RudesheimからBoppardまでのライン川にある古城を楽しもう。昨日と同様Frankfurtから電車でGO。
朝一にRudesheimについて、ケーブルカーで山頂へ。昨日は寒かったけど今日は快晴である。
眼下にはライン川が見える。いろいろな船が行き交っている。
山頂にはニーダーヴァルト記念碑がある。普仏戦争後のドイツ帝国発足を記念して建設されたらしい。中央の人物はゲルマニア像というドイツを擬人化したものらしい。
いよいよクルーズ船に乗船である。
1.ブレムザー城(ワイン博物館):かつては川の水際にあった、こぢんまりしとした構えながら立派な城塞。約1000年にも及ぶリューデスハイム近辺でのワイン醸造の歴史を紹介する博物館になっている。最初のスタートで写真をうまく取れなった。気付いたときにははるかかなたに、これは違う写真かも。
2.ネズミ塔:船から通行税を徴収する税関だった塔。幽閉された悪名高い大司教を、ネズミが食い殺したという伝説が残る。公開はされておらず、船から眺めるのみ。
3.エーレンフェルス城:1211年に築かれた城で、のちにマインツ大司教の居城になった。1689年のブファルツ継承戦争で破壊された。老朽化が著しいために内部の見学はできない。
4.ラインシュタイン城:900年頃に完成し税関所として使われた。19世紀頃に再建され、ライン川流域でもっとも美しい城の一つとして人気。
5.ライヒェンシュタイン城:11世紀に建設されたが、盗賊の巣窟となっていた時代もあり、波乱万丈な歴史をもつ。現在はホテル・博物館として開館。
6.ゾーンエック城:ライン川流域でもとくに美しい城として有名、19世紀初頭には王家の狩猟城として使われた。ガイドツアーで見学可。
7.フュルテンベルク城:上に向かって細くなる構造の円形見張り台では現在は塔のみが残っている。17世紀にスペイン軍などに占領され、破壊されて以来廃墟のまま。本来は彩色のある漆喰壁を持つ。内部の見学はできないので、船上からの景色をたのしもう。
8.シュテールエック城:高い地に建つ城には稀な、水がある堀をもつ。ホテルとして営業しており、ドイツでも最も美しいユースホステルといわれる。防壁や見張り塔など修復が行われ、建築技術の秀例。
9.プファルツ城:14世紀頃、通行税を徴収する関所として中州に建てられた真っ白な美しい城。現在は資料館になっている。
10.グーテンフェルス城:1200年頃に築城された。神聖ローマ皇帝ルートヴィヒ4世が愛した城として知られる。のちに廃城となったが、19世紀に修復がなされた。ホテルとして営業していたが、個人所有のものとなり現在は内部を見学できない。
11.アウフ・シェーンブルク城:12世紀に築かれ、19世紀後半にホテルとして再建された。その間、「レ・ミゼラブル」の著者・ビクトル・ユゴーに「世界で最も美しい廃墟」と言わしめた。現在は古城ホテルとして人気を博している。
12.ラインフェスル城:ローレライにも近い、ライン川下りのなかでも最も魅力的な地域にある城。対岸に猫城を望む絶景を楽しめるホテルとして観光客に評判だ。
13.猫城:1317年築城。突き出た岩場の上に建ち、前左右の三方の急斜面が自然の防御となっていた。名前は城主のカッツェン伯爵(Katzeカッツェ「猫」を意味する)に由来。ちなみにガッチャマンのベルクカッツェは山猫の意味らしい。
14.ネズミ城:正式名はトゥルンブルク城。しかしすぐ隣に位置する猫城の城主に虎視眈々と狙われれるような位置にあることから、この名で呼ばれるようになった。
船の中ではゆったりとお酒を飲みながら、景色を堪能できた。ちょっと風が強かったけど天気が良くて気持ちいい。逆に下船したら風がなくなって暑い暑い。
Boppardに到着。この町は何があるわけではないけど、ゆったりとしたきれいな街だった。
町はずれにあるリフトに乗って頂上に行ってみた。今日は高いところに行くのは2度目。
ライン川がぐるりとまわって見える。非常にきれいな景色を堪能できた。
さて、またFrankfurtにもどろうか。