日本でも富岡製糸場が2014年に世界遺産になって、ようやく近代文化遺産が登録されてきた。でもドイツは進んでいる。2001年に炭鉱業の工場がすでに世界遺産になっているのだ。そんなところを見てきた。
ヘンリヒェンブルク シップリフト(ここ:リンク切れ)
これは世界遺産ではないが、1900年くらいに作られた船のリフトである。パナマ運河とかは閘門式運河とか言って、閘門によって水位を調整し、水位の差があるところでの船の運航を可能にしている。これはその名のとおり、船をリフトで上げているのだ。
下の写真が船を持ち上げるリフト全体となる。大きさはわかりづらいけど、数十mの船は持ち上げられるくらいの規模である。
リフトは、モーターとか蒸気圧とかで重いものを持ち上げるのではなく、浮き輪にういているリフトに水を入れて持ち上げるというすごく簡単な原理。下の写真がそのフローとがあって水が注がれる穴。
今は、博物館になっていて、こんな大きな船を昔は上げ下げしていたんだよという場所になっている。
エッセンのツォルフェアアイン炭鉱業遺産群(ここ:リンク切れ)
これは世界遺産になっている炭鉱工場跡。なんしろ炭鉱工場なのででかい、広い、大きい。ここも博物館ではあるけど、いろいろなイベントスペースとして役立っているようだ。
下の写真はこの工場のシンボルとなっている何か。何に使われるかはドイツ語なので不明だった。ちなみに訪れた日にこんなところで結婚式を挙げている人がいた。下の写真の下の方にいます。
工場の跡として見学したのは、ほんの一部。ただ、以前は相当熱い工場だったようだ、今は静まりかえって真っ暗な工場になっていた。
ここも、鉄鋼工場跡を利用して、イベントを行う場所になっている。映画館があったり、アトラクションもあるようだ。今回は、夜飯を食べた後、ライトアップされた夜景だけを見にいった。
実際みるとここまできれいにライトアップされていない。時間をかけて露光してまあきれいに写った感じ。
そんなことより、上からこの工場跡を眺めるために、工場跡を上る必要がある。それが怖い!!高所恐怖症の俺としては、ビビりまくり。そもそも、観光客用に作った階段でないから、足元から下が透けて見えるような非常階段を、真っ暗な中で上るのがガクブルだった。(下の写真の紫の煙突の横にある階段を上った)