世の中はコロナ禍でまだまだ油断はできないのだけど、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、小田原に行ってきた。
箱根や鎌倉はすごく混んでるだろうと、人があまりいないと思われる小田原の街を散歩した。
やはり小田原は箱根へ通じる玄関の街の認識で、通過する人が多いのか、人はそれほど多くない。着いた早々、まずは昼飯だ。
「魚河岸でん」は、海鮮のどんぶりのお店だ。2人で鯛らげる丼、地魚たたき丼(漁師の賄い丼)をオーダー。さらに、漁師汁とアジフライ。
ちょっと丼ぶりに乗っている魚のサイズが違ったけど、魚はおいしくて満足。それからてくてく歩いて、小田原城へ。
天守閣は前回も入ったし、人も多いと思って、銅門だけ覗いてみた。
それから、ちょうど藤の時期と思って、御感の藤を見てきた。
大正天皇も感じ入った藤であるが、ちょっと遅かった。
大分、花は萎れてしまっていたが、立派な藤の花は素晴らしい。
小田原城を後にして、次は清閑亭(旧・黒田長成別邸)に行ってきた。
静かな小田原の高台にある日本邸宅であり、2階から見える海の景色が素晴らしい。
定年になったら、こんなところに住んでみたいもんだ。
今はタダで見学できたけど、今後、私営の管理になって有料になるそうだ。
ここは、小田原文学館で、通り過ぎただけ。
そのまま、海岸に出た。
突堤の赤灯まで歩くと、四方が海に囲まれ気持ちがよい。
今日はあまりの強風で、海に飛ばされそうだったが、青い海がまぶしかった。最後にお土産さん「菜の花」でどら焼きを買って食べた。
どら焼きは大きくてうまかった。
小田原をゆっくり散歩したのは初めてだったけど、意外と歴史の街で、寺や神社も多く、ゆったりとしていて良い街だった。
決して、小田原城とかまぼこだけの街ではなかった。
また訪れてみたい。